会社に「毒物劇物取扱責任者の資格をとるように」と言われて、独学で一発合格しました。
「毒物劇物取扱責任者って何?」
今回は、その毒物劇物取扱者試験について詳しく書いていきます。
50代女性が独学で合格した毒物劇物取扱責任者とは
毒物または劇物を製造、輸入、販売する場合は「毒物及び劇物取締法」に基づく登録が必要です。
この毒物または劇物の製造業、輸入業、販売業では、専任者が毒物または劇物による保険衛生上の
危害防止にあたらなければならないことを義務付けています。
この専任者が「毒物劇物取扱責任者」です。
毒物劇物責任者になれる者
- 1.薬剤師
- 2.厚生労働省令で定める学校で、応用科学に関する学課を修了した者
- 3.各都道府県で実施する毒物劇物取扱者試験に合格した者
毒物劇物責任者になれない者
1.18未満の者
2.心身の障害により毒物劇物取扱責任者の業務を適正に行うことができない者として厚生労働省令で定めるもの
3.麻薬、大麻、あへんまたは覚せい剤の中毒者
4.毒物もしくは劇物または薬事に関する罪を犯し、罰金以上の刑に処せられ、その執行を終わり、または執行を受けることがなくなった日から3年を経過していない者
試験の種別
1.一般(毒物または劇物の全品目を扱う責任者)
製造業、輸入業、販売業の毒物劇物取扱責任者になることができる。
2.農業用品目(農業用の毒物または劇物のみを扱う責任者)
輸入業、販売業も毒物劇物取扱責任者になることができる。
3.特定品目(特定品目の毒物または劇物のみを扱う責任者)
会社から、特に指示がなければ一般で受験しましょう。
試験の内容
試験は筆記試験3種目と実地試験が行われ、問題数や試験時間、合格基準などは各都道府県で異なります。
ただし、多くの都道府県では、多肢択一式により出題され、マークシートで解答します。
1.筆記試験
毒物及び劇物に関する法規
基礎化学
毒物及び劇物の性質及び貯蔵その他取扱方法
2.実地試験(多くの都道府県では筆記試験により実施)
毒物及び劇物の識別及び取扱方法
受験申込や受験料など
試験日程、受験料、申込方法などは各都道府県によって異なります。
自分が受験する都道府県のホームページを必ずチェックしましょう。
まとめ
毒物劇物取扱者試験は、各都道府県により出題傾向が異なります。
必ず自分が受ける自治体の過去問を解きましょう。
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